むかーし、昔の話

 先日のお祭りの日に長女とナッちゃんが
我が家で休憩しているとき・・・・長女と昔話を・・・
 (ちょっと 長いです。)
「あんたの使っていた、ピアノの楽譜がまだあるんだけど・・・。」
「えー。いつの」「中学生の時の・・・○○先生がコピーして
呉れたもので、ファイルに入れて・・・覚えていない?」「うーん?」
「で、ね。まだ 早いけれど、けいちゃんが、ナッちゃんに、残しておいたら・・・、てっ、言うので、あるのよね。」
「今 すぐに出せる?。」「いやぁ。今度 来た時にでも、出しておくわ。」
と、言って・・・ここ 2,3日 押し入れと、ベット下に入れておいた
楽譜と、児童書の入っているダンホール箱を出して・・・中を点検。
本と楽譜は長女に確認してもらってから・・・どうするか決めて貰うことに・・・。そのほかに、二人の思い出の物が入った箱もあって・・・
中を見たら・・・捨ててもいい物は捨てて・・・
なかには、興味深い物があって・・・

 これは長女が5年生6年生の時の担任の先生との交換日記。
一人、一人に返事を書いていた先生に頭が下がる思いです。
読んでみると、面白い文章も・・・・。
例1 長女が妹のドリルをみていて・・・
  四角形の対角線は何本?
  四角形は二本。
  じゃぁ。五角形は?
  二本
母は「本当か、試してみる。」
五角形を書いて試したら、答えは五本でした。
私はその五角形を見て、「この形 場合の数でやった時の形とおなじだぁ。」と思いました。
五角形の辺の数をふくめた線の数は、場合の数でやったようように
5×4÷2=10  と、10本でます。だから、上のように計算して出た
数から その形の辺の数を引いたら 対角線の本数が出ると発見しました。
 例ー 六角形の場合 式6×5÷2−6=9  答え 9本
先生この発見をどう思いますか  ぜひ ご意見を
 先生のご意見は
これが論理的な考え方なんです
あるいくつかの例(ここでは四角形と五角形)から共通ののきまりを見つける
次に では他のどんなものにもあてはまるか考えます。そして、公式を導いていくのです。  この場合 a角形の対角線の数は
n×(n−1)÷2−nと なる訳です。
一般的には次のように表しています。  なぜ そうなるのか考えてみてください。   (n−3)×n÷2
長女= 2日間かんがえてみたけれど わかりませんでした。
 ×nと ÷2は私も使ったのでわかります。
でも なぜn−3 になるのかわかりません。
それに なぜ −3になるのかわかりません。それに、なぜ −nがなくなるのかわかりません。 何度も両方の仕方でやってみても全部同じ答えになりました。  どうして −nがなくなって n−3になるのですか。
先生の回答= 考えること自体に価値があるんです。算数は。
しばらくたってから、また考えてみることにしましょう。
(でも、わからない・・・このことが とっても大切なんだなぁ・・・
そう思いました。)

例2 お母さんにこの日記をみられて、書きにくいですか。
別に気になりませんか。 どうですか。
もし いやなら 先生もいろいろと考えているので。

 翌日の日記には何も書いていません。(長女が・・・)
と、前のおこたえは?  無視されたかな。

 長女・・・別に関係ない
この答えに棒線を引いて・・・横に・・・ うそつき



 この交換日記があったことは、卒業してから、1年後に戻ってきたもので
私はまったく 知らない物でした。
 先生が転勤になるときに、全員に他の物と一緒に返されたものです。
 (この交換日記はクラス全員に書かせていたものです。)
 このやり取りをみて・・・先生は父兄を意識していたのかなぁ?と・・・。
でも、大学ノート2冊を使って・・・なかなか 出来ることでは
ないと思います。
この先生は長女が1、2年の2年間
     次女が1、2年の2年間
  更に 長女が5、6年の2年間
通して6年間 お世話になりました。

 今一度 長女に読んで貰いたいと・・・
二児の母になって、どう感じるか・・・。