カーテンカプセルの中で・・・

 26日 午前中に予定通り入り・・・
所定の手続きを慌ただしく進み・・・・
その後の予定の採血は外来でしたので、今日は血管確保だけで・・・と。
後はシャワーを浴びて・・・上げ膳据え膳。

 27日 予定では8時30分からなのに・・・8時を少し回ると
もう 検査の準備です。
 8時30分 これから30分安静。
 9時 採血 その後 4時間かけて、点滴です。
点滴開始から。間もなくアラームが鳴り・・・看護師さんが走ってくる。
どんな格好でも良いと言うが、本を持ち上げると、鳴るので
仰臥位で・・・・途中 トイレに・・・アラームが鳴ります。
 でも 私はトイレの中。看護師さんは「何処?だーれ?。」と。
恥ずかしながらも、トイレの中から・・・「わたしー」と叫び・・・・
 用を済ませて・・・アラームを止めて貰う。
ベットに横になったまま・・・1時の採血まで・・・。
 やっと、解放され・・・「ほっと」一息。
午後は何も無く、読書三昧。

 28日 夜勤の看護師さんが、今日の検査内容を説明。
9時の採血後 利尿剤を注射します。と・・・。
「えーーー。それでなくても立位の状態で2時間。座ったら、この検査は
アウトと、昨日の担当の方が・・・ 利尿剤を使ったら・・・トイレが
近くなりませんか? 2時間は絶対にもたないので、それではカテーテル
お願いしなければならないわ。」
 「トイレに行ってもかまわないのよ。」と。「でも 一つの方法として
連絡しておくね。」と。

 時間になり、今日の担当者が来て、「トイレも座ってはアウトになるので
カテーテルを使いましょう。」となり・・・処置してくださる。
時間は30分遅れで開始。

 開始30分程経過すると、冷や汗が・・・吐き気も伴ってきて・・・
ナースコールを押そうとしていたときに、ナースが覗いて「大丈夫?」と。
「ちょっと、汗が・・・ 今 ナースコールを押そうと思っていたところなの」と、言うと・・・「取り合えず 腰かけて・・・テストはアウト。
先生に連絡します。」と言って、走る。
 戻ると、すぐに「横になりましょう。吐き気は?  足を上げます。
頭も下げますね。」 「先生が来たからね」
心電図をすぐにとり・・・担当医師に連絡。
モニターを付けて・・・様子見。

 駆けつけてくださった女の先生曰く「学校の朝会で倒れる方がいるでしょう。 それと同じようなことが起こったので・・・大丈夫たからね。」と。

 自分の具合が悪くなったことより、物々しい雰囲気に圧倒される。

 昼食の時間になるころには落ち着き、お昼も頂けて・・・。

1時少し前に担当の先生が見えて、「○○さん 遅くなってすいません。
外来があったので、代診をお願いしました。今は落ち着いていますよ。
お昼は? これだけ出ているので喉が渇くから、水分を取ってもいいですから・・・。モニターもこれも外してもいいね。」
 「お茶 買いに下の売店に行っていいですか?」と、問うと、
「買ってきて貰うといいよ。言っとくから。」(先生 やさしい)
 
 2時ごろ 看護師さんが様子を見に・・・。
「今回は薬の影響なんです。ある意味で、カテーテルを使っていて
良かったね。て、みんなで言っていたんだよ。」

 で、私から、シャワーを休むことにします。と、言ったら、
「暖かいタオルで体をふきましょうか?」とのは配僚。

 29日 昨夜の夜勤看護師さん
「○○さん 体重測定 間違っていませんか? 昨日の比べたら、
2KGも違うの。」「そう 私も 二度 計ってみたけれど・・・」
「申し訳ないけれど これに乗ってみて・・・」
「うん。やぱり 間違いないね。昨日は朝食 抜いたものね。」
「昨日も一昨日も。昨日 1500ccも出ているから・・・。」

体重は30日の午後に測定したら、2kgは元に戻っていた。

 さて、今日は血管確保していたものの、昨日の時点でつぶれて、
再度 確保。これに30分程かかり・・・ナース泣かせの血管です。
血圧を下げる薬を服用して、1時間後、さらに30分後に採血。
 これで検査は終了。

 28日の検査はアウトになったが、二個の検査でなんとかなるからね。と
担当の先生。

 4日間のカーテンカプセルの生活は29日午前中で終了。
結果は10月7日の外来で・・・・。


 −−−いろいろな形で −−−−
今回の入院生活で思ったことで、同室者と、全く 言葉を交わすことが
無く・・・どんな事情で入院しているか・・・問われる事がなく、
「ほっと」する面もあるが・・・4人全員がカーテンを引いて・・・
一つのカプセルの中にいたような感覚です。